生贄花嫁である私を迎えに来た彼は見目麗しい鬼。

彼が突然、頬に手を添える。

そして、突然顔が近づいてくる――。

――血を吸われるんだ。

わかっていた運命だけど思わず目をつむった。

だけど、そんな私になんとあなたは。

「俺の愛しい花嫁」

そう言って、甘い口づけをした――。