昨夜、ちゃんと締め切っていなかったカーテンの隙間から朝焼けの光が射し込んでいる。

涙が滲む寝ぼけ眼を開けて、枕元に置いてあるスマホで時刻を確認する。

五時四十七分。

せっかくの休日なのだから、もっと遅く起きてもよかったのにな。
なんて、そんなことを思いながら腕で顔を覆った。

夢の中で大好きなあなたが幸せそうに笑っていたから。
嬉しくなると同時に、切なくて苦しくて、心が痛くて。

目が覚めたら泣いていたんだ、わたし。