
- 作品番号
- 1639243
- 最終更新
- 2023/09/03
- 総文字数
- 6,158
- ページ数
- 14ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 30
- ランクイン履歴
総合95位(2021/05/30)
時刻は五時四十七分。
今日は初恋が水泡に帰す日。
ーー人魚姫みたいにこの恋も泡に帰るの。
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【水泡に帰す】
:全てが水の泡になること。
- あらすじ
「およめさんにしてね」
あの頃話したこと、なおくんはもう忘れちゃったんだね。
隣の家の那生は、ひとりっ子の千穂にとって幼い頃から本当のお兄ちゃんのような存在だった。
いつしか那生に向ける想いは恋心に変わるが、千穂はその気持ちを伝えられないでいた。
ある日、那生が綺麗な女の人を連れてきて……。
目次
この作品の感想ノート
すごく切なくて、でも、すごく共感できる、そんなお話でした。
兄弟のような、家族のような。そんな関係だったはずが、いつの間にか恋に変わっていた。おそらく、周りの大人は主人公が彼に抱いている感情が何なのかを、主人公すら自覚していないから悟っていたことでしょう。それだけに、主人公の失恋は、本人はもちろん周りの大人たちすらも悲しみを少なからず抱いたのではないでしょうか。そんな状況に、少しばかり羨ましいとすら感じました。誰にも知られずに恋をして、誰にも知られずに失恋する事もあるのですから。
主人公はとても苦しく、しかし覚悟を決めなければいけないという状況に陥っていると思います。どうか彼女が、この先素敵な恋を見つけられますように。
素敵な物語をありがとうございました。
葉名月 乃夜さん
2025/03/26 00:28