『星夜くんのアルバム買いました! とってもしあわせです』
放課後にまたツブヤイターを開くと、私と同じ星夜くん推しの女の子がいた。
星夜くんのアルバムを持っていて、メイクもバッチリの女の子。
ぱっちり二重で、桜色の頬。
『可愛い』という言葉を、そのまま擬人化されたような、そんな感じ。
『FF外から失礼します! 主さんめっちゃ可愛いですね! フォローしていいですか?』
『雰囲気可愛すぎませんか? フォロー失礼します!』
リプ欄には、たくさんの人のコメントがある。
「……あれ」
なんだか、『可愛い』という気持ちは消えないはずなのに、見ていたらどんどん自分の表情が歪んでいくのがわかった。
まさか、嫉妬?