「まぁ、こんな感じかな。蒼も命も本当にありがとうな。命、愛してるー」

「人前でそんなこと言うな。アホ」

 長瀬はそっぽを向くが、耳が真っ赤になっていて照れているのが分かる。

「それにしても、本当にお似合いだよね。陽菜ちゃんってそういえば好きな子いるよね?」

 神田さんは、顔を真っ赤にして、ぷるぷると小刻みに震えだした。

「ゆ、結菜ちゃん!? なんで言っちゃうかな!!」

 わいわいと始まる恋愛トーク。

 僕はあいづちを打つだけだったが、皆でいたからか楽しくすぐに時間は去っていった。