「ちょっと待って。その募集、いつの間に……?」
私も公式サイトはちょくちょくチェックしているけれど、そんな募集載ってたっけかな?
このごろはバイト先にも新人さんが入ってきて、指導で忙しかったからサイトを見られなかったな。……じゃ、その間に?
「ここ一ヶ月くらいです。この企画は七月・八月の期間限定企画で、レーベルの他の作家さん達も多数参加されることが決まってます。それで、僕が担当しているナミ先生にもぜひ参加して頂きたくて」
「ははーん、なるほどねえ。編集長自らが担当してる私に参加してもらわないと、原口さんの面目丸つぶれってワケだ?」
「…………はあ。おっしゃる通りです」
原口さんの魂胆を見抜き、半目で指摘すると、彼は肩をすくめた。最初はとぼけようとしたみたいだけど図星だったらしい。
「ってことは、この企画の言いだしっぺは原口さんってことね?」
「最終的には会議で決まったんですが、最初にこの案を出したのは僕ですね」
私も公式サイトはちょくちょくチェックしているけれど、そんな募集載ってたっけかな?
このごろはバイト先にも新人さんが入ってきて、指導で忙しかったからサイトを見られなかったな。……じゃ、その間に?
「ここ一ヶ月くらいです。この企画は七月・八月の期間限定企画で、レーベルの他の作家さん達も多数参加されることが決まってます。それで、僕が担当しているナミ先生にもぜひ参加して頂きたくて」
「ははーん、なるほどねえ。編集長自らが担当してる私に参加してもらわないと、原口さんの面目丸つぶれってワケだ?」
「…………はあ。おっしゃる通りです」
原口さんの魂胆を見抜き、半目で指摘すると、彼は肩をすくめた。最初はとぼけようとしたみたいだけど図星だったらしい。
「ってことは、この企画の言いだしっぺは原口さんってことね?」
「最終的には会議で決まったんですが、最初にこの案を出したのは僕ですね」