「マ、マスター! 山岡さんのおしりにハート型のアザが……こ、これってもしかして……」
「むっ! これはどういう事だ? 伝説の勇者のぼるはもう既に……いや、待て。山岡の名前は『ゴッデス山岡のぼる』。まさか……伝説の勇者のぼるか?」
なんか、わけがわかりません。
同じ村に、伝説の勇者のぼるが二人もいるなんて。
だけど、旧のぼるよりも、この新のぼるの方が勇者っぽい身体つきをしています。
「……昨日までの俺は、何者でもなかった。だが、今日からの俺の名は、世界中が知るだろう。そう……俺は伝説の勇者のぼる。この目覚めは、世界が俺を求めていたのだ」
気が付いたのか、厨二病臭いセリフを吐きながら起き上がりましたよ。
スラリと引き締まり、筋肉の浮き出た身体。
勇者と呼ぶに相応しい、凛々しい顔付き。
……うん、旧のぼると比べると、月とスッポンです!
山岡さんが、伝説の勇者のぼるに違いありません!
ひょんな事から始まった動物霊騒動。
うんこの成分が混じった聖なる雫は、山岡さんの色んな物を祓い去って……伝説の勇者誕生という、不思議な結末を迎えました。
この事を、旧のぼると魔王が知るのは、もう少し先のお話です。
「むっ! これはどういう事だ? 伝説の勇者のぼるはもう既に……いや、待て。山岡の名前は『ゴッデス山岡のぼる』。まさか……伝説の勇者のぼるか?」
なんか、わけがわかりません。
同じ村に、伝説の勇者のぼるが二人もいるなんて。
だけど、旧のぼるよりも、この新のぼるの方が勇者っぽい身体つきをしています。
「……昨日までの俺は、何者でもなかった。だが、今日からの俺の名は、世界中が知るだろう。そう……俺は伝説の勇者のぼる。この目覚めは、世界が俺を求めていたのだ」
気が付いたのか、厨二病臭いセリフを吐きながら起き上がりましたよ。
スラリと引き締まり、筋肉の浮き出た身体。
勇者と呼ぶに相応しい、凛々しい顔付き。
……うん、旧のぼると比べると、月とスッポンです!
山岡さんが、伝説の勇者のぼるに違いありません!
ひょんな事から始まった動物霊騒動。
うんこの成分が混じった聖なる雫は、山岡さんの色んな物を祓い去って……伝説の勇者誕生という、不思議な結末を迎えました。
この事を、旧のぼると魔王が知るのは、もう少し先のお話です。