ツーヤク貝を装備しているマスターは、今のウホウホに何を聞いたのでしょうか。


「恐れるな!この勇者のぼるが道を切り拓く!」


マスターの背中でガタガタと震えるだけののぼるが、やけに大口を叩きます。


あ、ほら……マスターの背中でチビってしまっていますよ。


「とにかく進むしかないな。薬を渡せなければ意味がない(やけに背中が温かいな)」


そう言って、マスターはのぼるをおぶって山を登り始めました。





「ウホウホーーーーッ! ウホウホッ!」




そんな私達を見て、どうやらコングデビルが怒ったようで……プルプルと震え始めましたよ!


そして、激しい炸裂音が!








ブリッ! ブリブリッ!


ニキニキ……。







かなりリアルで汚い音を出しましたね。


そして……臭いっ!


こ、これが2年も匂いが取れないと言われる、コングデビルのうんこの匂い!!


300メートルは離れているここまで匂いが漂って来ます!


こ、これはもしかして……。


「ウホウホーーーーッ!」


うんこを掴んで……そして投げたーーーーっ!!

凄まじい勢いで、こちらに向かって迫って来ますっ!