その後も、次々と魔物は私達に襲い掛かって来ました。


でも、マスターの前に敵はなし。


そして、戦闘シーンはいつものように割愛です!


そんなこんなでやって来た、魔界の中にある聖なる力の吹き溜まり。


人間界にも、たまに暗黒の力が集まっている場所があるように、魔界にも似たような場所があるようです。


「よし、商売はここで良いだろう。やつらが来るにはまだまだ時間があるだろうからな、魔王の所に行くなら、やつらが来るまでだ。それまでに話がつかなかったらもうチャンスはないぞ。わかったな?」


真希さんを見て、そう呟くマスター。


「ああ、わかってるよ。それまでには決着をつけてやるさ」


魔王に認めさせる気満々ですね。


いや、ここは絶対に魔王に認知させなければダメです!


善人みたいに振る舞っていて、裏では悪事を働いていたなんて、どれだけ極悪人なんでしょうか。


私はガッカリです!


魔王はもっと誠実な男だと思っていたのに!


「なら、早く行くぞ。まだ来ないだろうが、やつらが来たら話がややこしくなるからな」


そういうフラグを立てるのをやめましょう、マスター。


口にするといけない言葉ってあると思うんですよね。