そのまましばらく土手に座って、山崎と二人、どうでもいい人たちの、どうでもいい文句ばかりを言って、本当にどうでもよく時間を過ごした。

それで自分たちが、ちょっとでも偉くなったような気分にはならなかったけど、それでも少しは、自分で自分を救えたような気がする。

俺の隣には山崎がいて、俺たちは楽しく笑いあって、それができれば、それでいいんだ。

予選会の結果は、失格にはならなかったらしい。

なんだか知らないけど、ちゃんと全出場チーム中の16位に入っていた。

鹿島たちのチームはあの後、審査員特別賞を受賞したらしい。

いわゆる奨励賞的なもので、なんか知らんけど、表彰されたんだって。

その賞状が、なぜか理科室に飾ってある。

なんなんだよ、全く。

そして……。

大会が終わり、期間限定使用だった体育館倉庫を追い出された1年たちが、いま大量に理科室に押し寄せてきている。

ムカつく。

俺はまた大迷惑をしながら、まだこいつらとつき合っている。



【完】