その日の放課後は杏夏は用事があり、春斗は急に委員会の仕事を頼まれて勉強をする予定がなくなった私。
最近は毎日下校時刻を告げる放送を聞いて帰っていた。
その時間が無くなるのは私にとっては寂しいこと。
ふと思い出したのはあの声。
気が付けば私は資料室のある廊下へと歩いていた。