家の鍵を開けて玄関を見ると、今日はどちらもいないようで玄関が広く感じ、静かな家が私を迎える。
本当ならこの状況が寂しいはずだった。
でも今、私はこの状況になると安心している。
心から帰りを待ってくれる人がいない。
それならもう待たなくていい。
自分の自由が欲しかった。