たしかに合鍵を持ってるし、アシスタントの手伝いや手料理振る舞うために、よく出入りしているとは聞いたけど……。
こうも自然に入ってきて、いきなり口喧嘩するって、仲が悪いのか良いのかどっちなんだろう。
「落ち着いてください、黒炎、紅蓮様」
「兄貴は少し黙っててくれ。これは俺と会長の問題なんだ!」
「心から祝福はしています。ですが、隙あらばアタックするとも彼女には伝えています」
火花が飛び散ってる……これ以上、私のことで二人が喧嘩するのは嫌だ。そう思い、私は二人の間に入って喧嘩を止めようとした。
「二人とも、落ち着いて! っていうか、黒炎くんになんて伝えたんですか!? めっちゃ怒ってるみたいなんですけど……」
「普通にメッセージを送っただけです」
「……」
黒炎くんの怒り方から察するに、おそらく紅蓮会長は普通にはメールを送っていない。挑発するようなメッセージでも送り付けたに違いない。
こうも自然に入ってきて、いきなり口喧嘩するって、仲が悪いのか良いのかどっちなんだろう。
「落ち着いてください、黒炎、紅蓮様」
「兄貴は少し黙っててくれ。これは俺と会長の問題なんだ!」
「心から祝福はしています。ですが、隙あらばアタックするとも彼女には伝えています」
火花が飛び散ってる……これ以上、私のことで二人が喧嘩するのは嫌だ。そう思い、私は二人の間に入って喧嘩を止めようとした。
「二人とも、落ち着いて! っていうか、黒炎くんになんて伝えたんですか!? めっちゃ怒ってるみたいなんですけど……」
「普通にメッセージを送っただけです」
「……」
黒炎くんの怒り方から察するに、おそらく紅蓮会長は普通にはメールを送っていない。挑発するようなメッセージでも送り付けたに違いない。