「え!? わ、どうしよう……! 私、なにも用意出来てない」
すっかり忘れていた。今日がイブだってことは覚えていたんだけど、プレゼントのことは頭になかった。
昨日まで署名活動やら学校とかで忙しかったから。って、そんなの言い訳にしかならない。
だって、げんに黒炎くんはこうしてクリスマスプレゼントを用意しているから。
「そんなの気にしなくていい。俺がしたくてしてるだけだ。……それより開けてみてくれないか?」
「うん」
なんて優しい言葉をかけてくれるんだろう。黒炎くんのその言葉だけでも私にとっては十分すぎる。
紙袋を開けると、そこに入っていたのは……銀色の王冠《クラウン》のネックレス。王冠の中には、ハート型の赤色の宝石が入っていた。
すっかり忘れていた。今日がイブだってことは覚えていたんだけど、プレゼントのことは頭になかった。
昨日まで署名活動やら学校とかで忙しかったから。って、そんなの言い訳にしかならない。
だって、げんに黒炎くんはこうしてクリスマスプレゼントを用意しているから。
「そんなの気にしなくていい。俺がしたくてしてるだけだ。……それより開けてみてくれないか?」
「うん」
なんて優しい言葉をかけてくれるんだろう。黒炎くんのその言葉だけでも私にとっては十分すぎる。
紙袋を開けると、そこに入っていたのは……銀色の王冠《クラウン》のネックレス。王冠の中には、ハート型の赤色の宝石が入っていた。