「どういたしまして。黒炎くんもお仕事お疲れ様。紅蓮会長にもあとでお礼を言わないとね」
「紅蓮会長って……名前で呼ぶようになったのか」
「あ、うん。手伝ってもらうときに色々あって……」
というか、あれは名前を呼ばなかったら手伝ってもらえなかったかもしれないと今になって思う。
「久しぶりに会えたっていうのに、俺以外の男の名前出すなよ。ほら行くぞ」
「ごめん。って、え?」
ヤキモチを妬いてくれてるんだろうか。紅蓮会長とは以前のように仲良くはなかったのだけど、黒炎くんがこの調子じゃ、また会長呼びに戻りそうだ。
黒炎くんは急に私の腕を引っ張り、どこかへ連れて行こうとしていた。
「紅蓮会長って……名前で呼ぶようになったのか」
「あ、うん。手伝ってもらうときに色々あって……」
というか、あれは名前を呼ばなかったら手伝ってもらえなかったかもしれないと今になって思う。
「久しぶりに会えたっていうのに、俺以外の男の名前出すなよ。ほら行くぞ」
「ごめん。って、え?」
ヤキモチを妬いてくれてるんだろうか。紅蓮会長とは以前のように仲良くはなかったのだけど、黒炎くんがこの調子じゃ、また会長呼びに戻りそうだ。
黒炎くんは急に私の腕を引っ張り、どこかへ連れて行こうとしていた。