「ただし、さきほどの食べ方を見る限りボロは出ているみたいですが」

「うっ」

「でも、貴方らしくて安心しました。それと良かったですね……ただ気をつけてくださいね」

「ありがとうございます。それ、どういう意味ですか?」

怪我をしないように、黒炎くんと仲良くしろという意味のわりになんだか会長さんの今の言葉はズシリと重い。なんだろう、そんな単純なことを心配してるんじゃない。

「良かったら自分ともダンスを……と、思いましたがそれは貴方の恋人が怒りそうなのでやめておきます」

「え、それって」

後ろを向くと、黒炎くんがいた。なんだか、すごく疲れてる気がする。