「会長と仲良くしてるのを見たり、口説かれてるのを見たら嫉妬もした。誰にも渡したくない……いつからか、そう思うようになった。だけど、それは幼なじみとしてだと、ずっと自分の心に言い聞かせてた。だけど、ゲームのアカリが言った気がしたんだ。本当の幸せはすぐそこにあるよって」
「っ……」
本当の幸せが私と付き合うこと? そんなこと言われたら、今までアカリちゃんにヤキモチ妬いてた私がバカらしくなるじゃん。でも、幼なじみじゃなくて一人の異性として嫉妬もしてくれるなんて、私は黒炎くんの幼なじみとして本当に幸せ者だな。
「だから、改めて言わせてもらう。朱里、俺と付き合ってくれないか?」
私の答えは当然決まっている。
「っ……」
本当の幸せが私と付き合うこと? そんなこと言われたら、今までアカリちゃんにヤキモチ妬いてた私がバカらしくなるじゃん。でも、幼なじみじゃなくて一人の異性として嫉妬もしてくれるなんて、私は黒炎くんの幼なじみとして本当に幸せ者だな。
「だから、改めて言わせてもらう。朱里、俺と付き合ってくれないか?」
私の答えは当然決まっている。