「う〜ん」

私はウサギと猫のキーホルダーのどっちを買うかで悩んでいた。

「あ、そうだ!」

あることをひらめいた私は二つのキーホルダーを購入した。

「黒炎くん。これ、今日遊園地に連れてきてくれたお礼!」

黒炎くんの目の前に差し出したのはさっき買った猫のキーホルダー。

「ありがとな。でも、男が持つには可愛すぎないか?」

どうやら、ちょっぴり恥ずかしいみたい。

「私はウサギなの。動物は違うけど、お揃いだよ!」

って、これってカレカノがすることじゃない!? と今の行動は流石にやりすぎかと思ってしまった。