僕は加恋ちゃんの方を見た。
加恋ちゃんは曲を選び続けている。
曲を選び続けている加恋ちゃんの美しい横顔。
そんな加恋ちゃんに僕は引き寄せられた。
そして僕は加恋ちゃんに……。
「……加恋ちゃん」
「なぁに、優くん」
「……ここ座りなよ」
僕は足を広げた。
そして足を広げたところを指さした。
「優くん」
「いいからここに来て」
僕は、やさしく加恋ちゃんに言う。
「優くん」
加恋ちゃんは恥ずかしそうにしていた。
そんな加恋ちゃんを見ると、より気持ちが高ぶった。
そして……。
「こっちにおいで、加恋ちゃん」
僕の呼びかけに加恋ちゃんは恥ずかしそうにしながら僕の広げた足の間に座った。