「…いいんですか?」

「あぁ、かまわんよ。なあ、みんな」

 皆は、うんうんと頷いている。

「ありがとうございます」

 リアンは、心の底から皆に感謝した。

「じゃあ、新しく仲間も加わったことだし、今日は宴会でもやるか?」

 教授の提案に、ジョルノ達は大賛成だ。

「じゃあ、酒持ってくるから料理作って待っといてくれ」

 教授はそう言うと、嬉しそうに小屋から出て行った。

「よし!料理しようか!」

 ジョルノは教授が持ってきた袋を抱え、小屋の外に出て行った。
 皆もジョルノに続き、外に出た。
 小屋の裏には水道があり、その周りを覆うようにトタンの屋根が張られている。そして、水道の近くには木製のテーブルが置かれ、その上には鍋などの調理器具が置いてあった。
 ビスコはマッチで薪に火を付け、水を張った鍋をその上に吊した。そしてジョルノから受け取った袋から食材を取り出すと、慣れた手つきで包丁でそれらを切っていく。そしてそれを、鍋の中へと放り込んだ。
 ショルスキとスワリは、黙ったままビスコが料理している姿を見ている。
 どうやら、普段からビスコが料理を担当しているようだ。
 暫くの間、鍋で食材をコトコト煮ていると、教授が戻ってきた。