三人で歩くとこうなるから嫌だ。最初はみんな並んで話していたはずなのに、気が付いたら他のふたりが盛り上がって自分だけ会話から弾き出されるのだ。
普段うざいくらいに絡んでくる冬木もこういう時に限って話を振ってこないし。
別に会話に混ざりたい訳でもないが、強引に誘われたうえに引き止められた身としては少しくらい気を遣ってもらわなければ割に合わないというものだ。
「あ、そうだ、誠くんもそろそろ私のこと名前で呼んでよー」
すると俺の心を読んでいたかのように冬木が声をかけてきた。まさかひとりぼっちで哀れな俺に気が付いてくれたのだろうか。良い奴だな。
「いや、冬木でいい。そっちの方が呼びやすいし」
「そ、そっか」
感謝しつつも申し出を断ると、冬木は残念そうにみなみとの会話に戻っていった。
その後ショッピングモールにつくまで俺に話が振られることはなかった。
何がいけなかったんだ。もう帰りたい。
普段うざいくらいに絡んでくる冬木もこういう時に限って話を振ってこないし。
別に会話に混ざりたい訳でもないが、強引に誘われたうえに引き止められた身としては少しくらい気を遣ってもらわなければ割に合わないというものだ。
「あ、そうだ、誠くんもそろそろ私のこと名前で呼んでよー」
すると俺の心を読んでいたかのように冬木が声をかけてきた。まさかひとりぼっちで哀れな俺に気が付いてくれたのだろうか。良い奴だな。
「いや、冬木でいい。そっちの方が呼びやすいし」
「そ、そっか」
感謝しつつも申し出を断ると、冬木は残念そうにみなみとの会話に戻っていった。
その後ショッピングモールにつくまで俺に話が振られることはなかった。
何がいけなかったんだ。もう帰りたい。