「では、約束だったね?僕のコレクションのモルフォ蝶を見せてあげよう」
笹野は慌ててストローでジュースを飲み干そうとしている麗亜を置き去りにして、居間を後にした。
約束とは、笹野が言う程大したものではなかった。
麗亜は講義を終えた笹野の元へ行き、こう切り出したのだ。
「先生は素晴らしい宝物をお持ちだそうですね!」
「え?」
「何でも、珍しい生きた宝石だとか!でも人に見せるのが嫌なんでしょ?では、どうでしょう、私のマジックの種を見破る賭けをしませんか?私が勝ったら先生の宝物を見せて下さい!私が負けたら、まぁ仕方ない。先生の願いを1つだけ叶えますよ」
笹野は慌ててストローでジュースを飲み干そうとしている麗亜を置き去りにして、居間を後にした。
約束とは、笹野が言う程大したものではなかった。
麗亜は講義を終えた笹野の元へ行き、こう切り出したのだ。
「先生は素晴らしい宝物をお持ちだそうですね!」
「え?」
「何でも、珍しい生きた宝石だとか!でも人に見せるのが嫌なんでしょ?では、どうでしょう、私のマジックの種を見破る賭けをしませんか?私が勝ったら先生の宝物を見せて下さい!私が負けたら、まぁ仕方ない。先生の願いを1つだけ叶えますよ」