写真好きの男子高校生「坂本 真」と坂道にポツンとある写真館の店主「織田 隆」は写真を元に舞い込む奇妙な事件を趣味で解決する毎日を送っていた。

ある日、真の同級生である「西 ゆかり」が古ぼけた1枚の写真を持ち込んだ。そこには年老いた男性が1人写っているだけだった。
てっきり人探しかと思ったが、彼女の依頼内容は「認知症ではない祖母がおかしくなった原因を調べて欲しい」ということだった。

不思議に思いつつも、2人はいつもの通り、依頼を受けることにした。
しかし、調べれば、調べる程、原因が分からなくなる。2人は西の依頼を果たすことができるのか?

写真をめぐる縁が引き起こす物語と謎。2人の日常は今日も色鮮やかな1枚の中に納められていく。時に残酷で、時に優しい謎解き×写真のストーリー。