クラシック古都の宴会場は、全部で6つある。
洋フロアが4部屋に和室が2部屋だ。
それぞれ人数、料理内容、開始時間が異なる。
全室埋まっている日もあれば、1部屋だけの日もある。
今日は3部屋だ。
「これが今日の予定表だから、そこのホワイトボードに部屋名と人数書いてくれる?」
俺は事務所からもらってきた予定表を見せながら、春宮さんに指示を出す。
春宮さんは真剣な表情でキュッキュッと音を立てながら、ホワイトボードに情報を書きこむ。
「他のバイトもこのホワイトボードを見て行動するから、まずはここを見ること。今日はパントリーだけど、接客するようになったら、担当する部屋のところに名前が書かれるからね。」
「わかりました。」
春宮さんの方も緊張しているのか、俺の指示に最低限の言葉で返事をするに留まり、軽く静かに時間が流れた。
一通り前準備が済んだところで、社員の堀内さんから「2人飯行ってきて」と指示が出た。
夕方からのシフトは、まかないの夕食が出るのだ。
ちょっと早めの夕食になるが、飲食を扱う以上それは致し方ない。
俺は春宮さんと、エレベーターで地下にある社員食堂に行った。
洋フロアが4部屋に和室が2部屋だ。
それぞれ人数、料理内容、開始時間が異なる。
全室埋まっている日もあれば、1部屋だけの日もある。
今日は3部屋だ。
「これが今日の予定表だから、そこのホワイトボードに部屋名と人数書いてくれる?」
俺は事務所からもらってきた予定表を見せながら、春宮さんに指示を出す。
春宮さんは真剣な表情でキュッキュッと音を立てながら、ホワイトボードに情報を書きこむ。
「他のバイトもこのホワイトボードを見て行動するから、まずはここを見ること。今日はパントリーだけど、接客するようになったら、担当する部屋のところに名前が書かれるからね。」
「わかりました。」
春宮さんの方も緊張しているのか、俺の指示に最低限の言葉で返事をするに留まり、軽く静かに時間が流れた。
一通り前準備が済んだところで、社員の堀内さんから「2人飯行ってきて」と指示が出た。
夕方からのシフトは、まかないの夕食が出るのだ。
ちょっと早めの夕食になるが、飲食を扱う以上それは致し方ない。
俺は春宮さんと、エレベーターで地下にある社員食堂に行った。