死神からの贈り恋はさよならに幸せを(旧:恋は写るんです。)(改訂版)
青春・恋愛
完
20
- 作品番号
- 1577585
- 最終更新
- 2022/02/13
- 総文字数
- 115,848
- ページ数
- 60ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 20
- ランクイン履歴
-
総合27位(2019/10/22)
青春・恋愛19位(2021/12/17)
- ランクイン履歴
-
総合27位(2019/10/22)
青春・恋愛19位(2021/12/17)
『死神からの贈り恋はさよならに幸せを』に変更しました。
僕と恋仲になった女性は死んでしまう。
それで僕は死神と呼ばれるようになった。
だからもう恋はしない……はずだった。
突然しつこく付きまとう君。
お願いだ、僕を放っておいてくれ。
僕は君を不幸にしたくない。
「それじゃ私の写真を撮ってくれる? 但し、条件つきで。それができたら私はあなたを諦める」
彼女から離れるために
僕はそれを受け入れた。
それが僕と彼女のゲームの始まりだった。
でも益々彼女と親密になって……
そこに隠された彼女の思い。
それを知った時、僕はやっとこのゲームの意味に気がついた。
この作品のレビュー
恋愛小説。短編だけれど内容もしっかりしてる。 展開が読めるところもあったけど、それでも気になる内容でした。最後がめっちゃ良かったです。
この作品の感想ノート
「死神が通る」と言われてきた男の子と全く対照的な女子が登場、先の展開をとても期待しながら読んだ作品です。まさに期待以上、しかも想定外の展開でした。
最後は泣きました。映美の、天国で種をまく様子に泣き笑いさせられました。
ぜひとも書籍化していただきたい作品です。
木戸さんのストーリーは、一言一言、一場面一場面、始めから終わりまで一貫して「何かと何かの繋がり」を感じさせる、面白い作品だと思います。ストーリー的に面白いだけではない、奥深さを楽しめます。始めのうちは、テンポもよく「小説」として軽い気持ちで読み始められましたが、終盤に差し掛かったあたりから一気に「身近にあり得る現実」としての言葉、自分自身に向けられた言葉として捉えるようになりました。コミカルなのに、少しずつ翳りが加わり、不安を抱かせる。けれど、ストーリーのベースには終始映見のくったくのない笑顔があり、それ故、ある意味安心して読み進める事ができました。人生観、死生観と言う重いテーマを、それだけで終わらせず、「ペパーミント」という小道具使って、爽やかにそして読者の気持ちを未来に繋げる細工をさり気なく施して仕上げているあたりに、木戸さんの人としての温かさや力量を感じます。読み進めるにつれ、物語が映像や音声を伴ってくるような、自分が物語の中にいるような、不思議な感覚にもなりました。大好きな作品です。今後も、木戸さんの作品を楽しみにしています。
木戸ここなさんの書籍化作品
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