ちょっと真剣に、本気で隕石衝突の可能性について、真面目に考えてみよう。

現在、地球に衝突する可能性が高いとして、確認されている小惑星の数が、約1万6千個。

1万6千個? パチンコ台に1日座っていても、そんなに球数、出したことねーよ。

大体パチンコなんてもんは、あの大切な0の数がいくつか書いてある紙切れを、機械に吸い取られる瞬間の罪悪感がたまらなくて、やめてしまった。

あの悲しみの千円札は、どこへ消えていったのだろうか。

千円なんてケチくさい? 

ケチで結構、俺はその金でファミレス豪遊してるからな! 

ファミレスのフライドポテトの味は、青春の味だ。

いつも一人で行って、一人で食ってたけど。

いや、みんなが旨いって、言ってるからさ、食べてみたかっただけだし。しょっぱい塩味だけしか記憶に残ってないけど。

火星と木星の間に、小惑星帯というエリアがあり、そこに30万個以上の小惑星が確認されている。

そこでは、時折その小惑星同士がぶつかっていて、それで割れたりなんかもする。

ものすごい勢いだ。

そんな勢いで人生にぶつかり合ったことなんて、まぁ正直に言って、俺にはないな。

部活とか、嫌いなタイプだし。何が楽しいのか分からない。

そもそも、1日のうちの何時間を学校で過ごすことになるんだ、そんなに学校が好きか? 

俺は、一人で家にいる方が好きだ。

それに、人とぶつかると、間違いなく痛いし傷つく。

痛いのは、イヤだ。この俺に、Mッ気はない。

そういった過程で出来てしまった破片や小惑星が、木星の巨大な重力によって、軌道が変えられてしまうことがある。

俺の人生の軌道も、木星さんに変えてもらえないもんだろうか。

俺の未来も、データ管理で計算できればいいのにな。

重力という、弱くて強い引力で、ギュイーンとさ。予知できればいいのにな。

木星っていったら、ジュピターだよな、ジュピターといえば、あの曲いいよなー、なんていうか、ああゆう清楚で、可愛らしい顔が好みなんだ。可愛いは最強、完敗に乾杯! 

ジュピターもいいけど、カラオケで、可愛い女の子が、ちょっと歌がうまかったりなんかして、それで流行の曲とか歌ってくれちゃったりなんかして、そういうのって、やっぱ萌えるよね、俺は男子校出身だから、全部聞いた話しでしかないけどな。

彼女にするなら、そういう可愛らしい女の子がいいよなぁ。

その際、変えられた軌道によっては、それらの小惑星が、隕石として地球に向かってくることになる。

隕石かー、俺も彗星のごとく、大学デビューする予定だったんだけどな。

ドッカーンと、大爆発! まさに、スター誕生! 

だけど、それまでの人生で、イケてなかった人間が、急に変われるなんてことは、そもそもありえなかった。

テレビやアニメ等、エンタメ業界は反省してほしい。

現実ではありえない夢を、俺に見せすぎた。

無条件で受け入れてくれる女子も親友も、当然のごとく用意されているワケではなくて、自らが少しずつ、作っていかなければいけないものだったのだ。

いきなり向こうからは、やって来ない。

爆誕は、なかった。

2013年、ロシアのチェリャビンスク州に落ちた隕石落下事件。

ちなみに、ロシアは北方に位置するので、色白美人が多い。

手足も長くて、スタイルがいいから、俺は好きだ。

何度もイタズラメールで騙されかけている。

直径十数メートルの隕石が、そのチェリャビンスク近郊に落下し、1,500人以上が負傷、7,400の建物が被害を受けた。

その時の動画が、今でもネット上にあげられている。

白い尾を引きずり、空を横斬る光りが白からオレンジに変わる。

部屋の中が、一瞬にして明るくなったと思ったら、次の瞬間には暗くなる。

その後から、全ての窓ガラスを粉砕するほどの衝撃波。

突如、世界戦争が勃発し、ミサイルが着弾したのかと、大騒ぎになった。

ついでに、リア充も狙ってほしかった。

あぁ、待て、俺はまだ死にたくないから、やっぱそれは、なしでいいや。

さらに最近でも、全長650mの天体が、地球から約180万キロの距離を飛行している。

チェリャビンスクに落ちた隕石より、遥かに大きいものだ。

宇宙的な距離感覚で言うなら、それはかなりの急接近だった。

俺は、非リアエリアに緊急着地。

2015年の10月に発見されたものは、その発見からわずか20日後に、50万キロの距離を通過している。

2015年? 

今から3年前か、3年前といえば、俺は何をしてたっけ? 

少なくとも、今の自分の状況は、想像すらしていなかったな。

3年前、23か。大学を卒業して、1年目の年だ。

国家試験に合格するため、ひたすら勉強してたな。

大学デビューをあきらめた俺は、次なる社会人デビューを目指したんだった。

最初は、うまくいったと思っていた。

だけど、本当は『デビュー』なんて、そんなのも幻想にすぎなかったんだよな。

変われるチャンスがあったって、回りの環境が変わったって、結局何も変わらなかった。

自分を変えたいだなんて、さらさら思っていない。

俺は俺、それでいいんだ。

だけど、どうしてこうも、上手くいかないと感じてしまうことが多いんだろう。

友達や、人間関係を築くその行程を、俺は誰からも教わったことはない。

習ったこともなければ、勉強したこともない。

友達って、どうやって作るんだったっけ? 

職場での人間関係は、友達って言えるのか? 同僚は、友達か? 

隕石だって、本当は、何かにぶつかったりなんか、したくないはずなんだよな。

痛いし