猫と森の家へ

現代ファンタジー

十六夜 明/著
猫と森の家へ
作品番号
1572679
最終更新
2020/01/06
総文字数
3,492
ページ数
9ページ
ステータス
未完結
いいね数
1
ある日の午後、私は屋上にいた。




靴を脱ぎ、段差に登る。




下を見ると、いろんな人が街中を歩いていた。




どこかの会社のサラリーマンの人。




楽しそうに話している高校生くらいの4人グループ。




濃い化粧をしている中年のおばさん。




屋上から見える人達は、まるで米粒みたい。




今から私は、飛び降り自殺をする。




私の職場は、いわゆるブラック企業というやつで




入社して2年目に入る。




まぁ、1年間もよく頑張ったと思う。




気づいたら、私は地面の上にいた。




私の周りには、多くの人が取り囲んでいた。




騒然とする声が聞こえる。




でも、その声もだんだんと遠くなっていく気がする。




(私は、天国に行けるのかな・・・・・・?)




そして私は深い眠りについた。
あらすじ
ブラック企業で働いていた片山 美南は、ある日飛び降り自殺をし、意識不明の重体となってしまう。

目を開けると、そこは死後の世界。

森を歩いていると白猫が現れ、とある家にたどり着く。

住人の小日向 洋と1匹の白猫・ナナに出会い、自分が臨時体験をしていることを知る。

『天国に行くか、生き返って現実世界に戻るか』

洋は1週間過ごして決めてもらうことを提案し、美南は洋と生活をすることになる。

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