外から娘の美桜《みお》の嬌声が聞こえてくる。愛犬のレオと遊んでいるのだ。
レオは5歳の豆柴の男の子だ。ちょうど美桜と同い年になる。美桜が1歳の時、近所のブリーダーから里親を探していると聞いた。怪我をして売れなくなったまま、ズルズルと飼ってしまったが、商品として育てている他の犬の手前、そういうのはよくないらしい。
豆柴と美桜と会わせてみたらすこぶる相性がよかった。それから我が家の一員となった。
「ママぁ、レオが私を突き飛ばしたんだよぉ」
まだたどたどしい口調で泥んこになったお尻を見せてくる。じゃれついたレオに押されて尻もちをついたのだろう。
はいはいと返事をして、美桜のズボンを履き替えさせるやると、美桜はすぐさま庭に出ていってしまった。
再び、美桜の笑い声。時折、レオの鳴き声も混じっている。
この一人と一匹は兄弟のように育ったためか、本当に仲がいい。四六時中一緒にいるし、寝るのまで一緒なのだ。おかげで母親の出番はない。それが少し寂しかったりもする。
レオは5歳の豆柴の男の子だ。ちょうど美桜と同い年になる。美桜が1歳の時、近所のブリーダーから里親を探していると聞いた。怪我をして売れなくなったまま、ズルズルと飼ってしまったが、商品として育てている他の犬の手前、そういうのはよくないらしい。
豆柴と美桜と会わせてみたらすこぶる相性がよかった。それから我が家の一員となった。
「ママぁ、レオが私を突き飛ばしたんだよぉ」
まだたどたどしい口調で泥んこになったお尻を見せてくる。じゃれついたレオに押されて尻もちをついたのだろう。
はいはいと返事をして、美桜のズボンを履き替えさせるやると、美桜はすぐさま庭に出ていってしまった。
再び、美桜の笑い声。時折、レオの鳴き声も混じっている。
この一人と一匹は兄弟のように育ったためか、本当に仲がいい。四六時中一緒にいるし、寝るのまで一緒なのだ。おかげで母親の出番はない。それが少し寂しかったりもする。