普段はごく普通に口紅で済ますのだが、今日ばかりはリキッドルージュをつけることにした。

 リキッドルージュとは、リップグロスと口紅の効果を併せ持った、私に言わせれば魔法のようなアイテムだ。口紅は発色はいいがツヤ感に劣り、リップグロスはツヤ感は文句なしだが、どうしても発色が劣る傾向にある。唇のツヤ感と発色の両立をしたい時には、私は手っ取り早くリキッドルージュを使う。

 大学生になって、百貨店の化粧品売り場をウロウロするようになった。一番のメリットはやはりBAさんにアドバイスがもらえることだ。

 ちなみにBAとはビューティーアドバイザーのことだ。リキッドリュージュもデパートの化粧品売り場で勧められた。

 大学生になってメイクをちゃんと覚えようとして、自分の顔を客観的に分析することが難しいことに気づいた。

 目や鼻の輪郭をキリッとさせるのがいいのか、反対にぼやかすのがいいのか。

 実際、BAさんには少し可愛い感じになる色合いのアイテムを勧められることが多い。目鼻立ちがクッキリハッキリし過ぎていると言われることもある。

 これがファッションショーに出るのであれば、特徴を活かして、エッジを効かせるメイクをオススメしますが、普段、そのようなメイクをすると男性に距離を取られますよと言われてしまった。