教室のドアを開けると、もうすでに半分くらいの生徒が登校していた。
「おはよ~」
いつものように挨拶をして真ん中に位置する自分の席へつくと、すぐに前の席の結菜が振りかえってきた。
「昨日は楽しかったね」
「昨日……なんかあったっけ?」
首をかしげる私に彼女の頬が赤らんだのを見て思い当たる。
みんなで一緒に帰ったことを言ってるのだろう。
「これからも、ああいうのできればいいよね」
ぽわんとした表情の結菜が教室のうしろから入ってくる和宏に気づき、その瞬間に視線がロックオンされている。
「結菜、大丈夫?」
「……え?」
「あんまり見ると気持ち、バレちゃうよ」
そう言うと、結菜は目を丸くして私を見た。
「な、なんの話?」
「全身から好きなオーラが出てるって」
小声で事実を告げると結菜は一瞬黙ってから「あはは」と笑った。
「おはよ~」
いつものように挨拶をして真ん中に位置する自分の席へつくと、すぐに前の席の結菜が振りかえってきた。
「昨日は楽しかったね」
「昨日……なんかあったっけ?」
首をかしげる私に彼女の頬が赤らんだのを見て思い当たる。
みんなで一緒に帰ったことを言ってるのだろう。
「これからも、ああいうのできればいいよね」
ぽわんとした表情の結菜が教室のうしろから入ってくる和宏に気づき、その瞬間に視線がロックオンされている。
「結菜、大丈夫?」
「……え?」
「あんまり見ると気持ち、バレちゃうよ」
そう言うと、結菜は目を丸くして私を見た。
「な、なんの話?」
「全身から好きなオーラが出てるって」
小声で事実を告げると結菜は一瞬黙ってから「あはは」と笑った。