三年前、その突然すぎる死に打ちひしがれたことを昨日のことのように思い出せる。 もう立ち直れないのでは、と思うほどに毎日毎日泣いて過ごした。 そんな時、香織の兄である柊が日記帳を見せてくれたのだ。 柊もまた、香織を見殺しにしたやつらへの復讐のために生きていた。