――目が覚めると、部屋のなかは真っ暗だった。

いつのまにか夜になっていたらしい。

サイドテーブルに食事が置かれていた。パサパサの白米に魚の煮つけと冷めた味噌汁。
とても食べる気になれない。

ゆっくり身体を起こせば、頭の奧がジンとしびれている。
身体が重かった。

ふらふらと立ちあがるとわたしは部屋の電気をつけた。壁際の時計を見あげてもまぶしくてなかなか時間が確認できない。

時間は、午前一時を過ぎている。
そんなに寝てしまったのか……。