ログインØ

『香織さま

私の今の気持ちを言葉にするならば、それは怒りです。
あなたは、私を裏切った。
誰からも好かれるあなたのことだから、他の男性と仲良く話をするのは仕方ない。
私はそこまで譲歩しているのですよ。

それなのにあなたは、なぜあんなガキと……。
遊園地で手をつないでいる姿を見たときに、私はナイフを持ってこなかったことを後悔しました。
あの憎い男を刺し殺してやりたい、そう思ったのです。
何度も何度もナイフで刺し、彼からあなたを助けたかった。

やさしいあなたは、きっと無理やりつきあわされているのでしょう。
断りきれなかったのですね。
あぁ、私は歯がゆい思いでいっぱいです。
夕方あなたと別れたあと、あの男の後をつけました。
家は分かりましたから安心してください。
あなたを守るヒーローになれるのは私だけなのです。
これ以上あなたがつらい思いをするのを助けたい。
そのためなら、どんなことでもするつもりです。

あなたの恋人より』