そう、彼は、雨澤の親友で、同じ俳優である親友、

「阪部盾哉さかべじゅんや」だ。





「ん~、お前の話は、どうも信じられんな。そもそも、

昨日会った時だって、元気にしてたじゃねぇか」

「俺だって、信じられないんだよ。何で突然、死んだのかも分からないし」

「う~ん・・・・・・」

「分かった。じゃあ、俺が証拠を見せるよ。そうだな~。

鏡、あるか?」

「ん?あぁ」





雨澤は、鏡の前に立った。





「アレ?お前、ここに立ってるはずなのに、鏡に映ってない!?」

「あぁ、コレが証拠だよ。一応、他にも何か証拠を見せようか?」

「あぁ。でも、今度は、どんな証拠だ?」