最後に、イチかバチか、同じ俳優の親友を頼ろうと思った。





「ハァハァ・・・・・・」





走って親友の家へ向かった。





〝ピンポ~ン〟





(身体はないけど、触れる事は出来るんだな)





「は~い」





ドアが開いた。





〝ギィ~〟





「おう!!恭時!!!どうしたんだよ!!!」

「良かった!!!」

「え?」

「盾哉、俺が見えてるんだな!!」

「え!?何だよ!!(笑)何ワケわかんねぇ事言ってんだよ!!!」

「ちゃんと、俺の声も聞こえてるんだ!!!良かった!!!

コレは奇跡だ!!!」

「いや!!お前、おかしいぞ!!!どうしたんだよ!?」

「いや、俺、実は、死んじまったんだよ!!!」

「は!?」