「くっ!!思ったより強いな。だが、これで勝ったと思うなよ。

それに、この先、俺よりも強いヤツが現れるだろう」





「じゃあな」



ジャイルは、煙玉を投げた。





〝ボン〟





「うっ!!ゲホッゲホッ!!」





煙が消えた後、見てみると、ジャイルは

、もう、いなかった。





ゼドルが「クソッ!逃がしたか!!」と言う。

「まぁ、良かったんじゃない?皆、無事だったんだし」とミリカが言う。

「まぁ、それもそうだな。でも、アイツは、また襲ってくるかもしれないし、それにアイツ、〝もっと強いヤツが現れる〟って言ってたからな」

ギーゼフが「そうだな。この先は大変だな。でも、負けるワケにはいかねぇだろ!!」と言う。

「そうだな!!」





そして、しばらくして、汽車が停まった。





ザレンが「とりあえず、ここまで来たけど、これからどうする?」と言った。