そこは、新幹線とは全く違う、西洋風の、ファンタジー作品にでも

出てきそうな列車だった。





目の前には、銃を持った男達と、その男達にロープで縛りつけられている人質を見た。





「え・・・?え~・・・!!??」





「助けて~~~!!!」





銃を持った男達は、その列車の運転手や乗客達に

「フッフッ、コイツらを返して欲しけりゃ、大人しく3000万フェリス持って来い」と言っている。





(フェ・・・フェリス?もしかして、身代金かな?とにかく、

何か、この人達、凄く怖い!!)





突然、目にする、この、今まで目にした事がないほど衝撃的で

残酷な様子を見て、ミリカは、とても怖がった。





「怖い・・・助けて・・・!!!」

「おい!!さっさと金、持ってこい!!!」





(どうすんの!?どうすんの!?コレ!!!」





すると・・・・・・





〝ガシャ~ン!!!〟