そして、正義は再び寝て、

朝、起きた。ラッピングされた箱を開けると、中には本当に〝グロリアスライダー〟の変身セットが入っていた。





「わぁ!!スッゲ~!!!寝る前にあの兄ちゃんに会ったのは、

夢じゃなかったんだ!!!」と、とても驚いた。





「ねぇねぇ!!母さ~~~ん!!!昨日、サンタさんが

プレゼントくれたよ!!!」と正義が言い、正義の母は、

買った覚えさえない、その変身セットを見て、とても驚いた。

「まぁ!!なんて不思議な!!こんなの買ってないはずなのに!!!」





そう、正義は、母親に、〝グロリアスライダー〟の

変身セットが欲しい事は言っていたのだが、母親は、

「ウチの子が他の子達と遊ぶ時に他の子達に変身セットを

着ている姿を見られたりでもしたら自分が恥ずかしい」という

理由で買ってあげられなかったのだ。





母親は、

(この子がコレを着ている姿をもし、この子の友達に

見られたりしたらどうしよう?でもまぁ、もう、そんな事、

どうだって良いか!!!)と思った。