「なぁ」

「何?」

「こんな俺の事を〝ヒーロー〟って言ってくれてありがとう!!!」

「うん!!これからも、たくさんの人達に夢や希望をあげてくれよな!!!」

「分かった!!ありがとう!!!ところで、君の名前はなんて言うんだい?」

「〝夢路正義 (ゆめじまさよし)〟!!!」

「そっか!!カッコ良いじゃん!!その名前!!!」

「ありがと!!兄ちゃんは?」

「俺は〝網田謎留あみだなぞる〟」





また本名を名乗った。サンタクロースでいる時は、基本、この名前を使っている。





「へ~!!兄ちゃんの名前もカッケー!!!」

「ありがとう!!!じゃあ、頑張れよ!!!」

「うん!!兄ちゃんこそ!!!」





そうして、霧河は、その家を出た。しかし、

今回は、その子の欲しいモノを盗み聞きで知った事までは言っていなかった。





「そういや、兄ちゃんに俺の欲しいモノが何かなんて言ったっけ?言ってねぇよな。この中にはちゃんと俺の欲しいモン、

入ってんのかな?まぁ良いや、寝よう。そんで、明日の朝、

確かめりゃ良いや。いつもそうしてるし。けど、サンタさんって

ずっと、赤い服を着てると思ってた」