長期休暇が終わっても、やはり彼女たちは変わっていない。ほかのグループの子も同じだ。
表面上ではどれだけ仲が良さそうでも、誰しも不満のひとつやふたつは必ず抱えているものだ。それを言い合える仲ならばともかく、彼女たちは常に嘘の仮面を被って生きている。

――この世界は汚い。

それが私の結論だった。
だから私は人を信用することができないし、誰かと深く関わろうとも思わない。