あらすじ

駅のプラットホームから身を投げ出そうとしていた高校生の麻弥は、寂しさを抱えたリュウゴに寸前のところで助けられる。突然現れたハンサムなリュウゴに悩みを打ち明けているうち、恋してしまう。リュウゴは立派な大人になったら付き合ってもいいと条件を出し、麻弥を家に招きいれ、同居しているお婆ちゃんにも紹介する。お婆ちゃんとも意気投合し、心を重ね合わせることで異変が起きた。調子に乗った麻弥はリュウゴのためにと日々努力する。邪魔も入るが跳ね除けそれは順調に進んでいた。しかし、麻弥は本当はリュウゴに騙され命を脅かされていた。リュウゴの本当の正体を知ったとき、麻弥はリュウゴの彼女の身代わりにされると知って絶望する。自分が安易に自殺をしようとしたことでこの事態を招き、麻弥は死ぬ間際リュウゴの彼女からどんな気持ちかと訊かれ後悔する。それが悪夢だったとわかった時、麻弥は過去の自分を捨て前を向くようになる。