本作品は作品全体の世界観の大きさの都合から、
読者が読みやすいよう《各章一時間》を目安に完結させています。
全体を通じてのテーマはもちろん
各章にもテーマがあります。
主人公視点で紡がれる心と心の化学反応の物語。

『心層科学ファンタジー』
それは、個性的で人間味溢れる登場人物達の心を中心に紡がれる、堅苦しさを感じさせない新しいスタイルの科学ファンタジーなのです。

◆◆
『みえないかたち』

それは、目には見えないけれど、日常のとっても身近にある世界。
世の中は見かたを変えると違った発見がある。
大宇宙のような巨視的《マクロ》の視点《スケール》で語られる日常。
そして……、
素粒子のような微視的《ミクロ》の視点《スケール》で語られる日常。

何気ない日常が新鮮に感じられる、
とっても素敵な世界へようこそ!

それでは、心層科学ファンタジーの世界をごゆっくりお楽しみください。

※第1章について

信越《しんえつ》の田舎を舞台に

ぼくと少女が
「なまえ」をさがし旅をする

ある夏・ものがたり

第1章は、
『AIR』や『planetarian』の作風をイメージして、

アニソン『夏影~あの飛行機雲を超えた、その先へ~』
などの曲から想像を膨らませて書いた作品です。
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?????
『そっか。つまり次元の錯覚によって、
本当の姿と人にみえている姿は全く違うってわけだね?』

?????
『そうなんです。この世界はみえない”かたち”でできていますから』

『え?彼らは誰かって?
宇宙がリセットされたから覚えていないのは無理無いよね?
彼らは……君……だよ』

—これはさ、あくまで例えば……の話しだよ。

君の『脳』がもし、
目にはみえない別の場所にいるキミの『意識』から何か大切なメッセージを受け取っているんだとしたら。

ボクがこの《《こと》》を君に真剣に話したとして……
君はボクの話を信じてくれるかい?—