私は、友達とケンカをしてしまった。
それは、とても酷い裏切りで、心は大いに抉られた。
『こんな事に成るなら関係が見て直ぐ分かれば良いのに!!』
涙が枯れ果てそうな勢いで泣いていたのにも係わらず、涙が止まった。
それもその筈だった。
何と、小指に、何種類もの糸が絡まっていたのだ。
『え…そんな…まさか…』
感触がない。
感触がない糸…
感触がないし、こんなに有っても触れない糸…
なのに小指に、絡まる糸…

浮かんだ考えと情報を集める。
点と点は繋がり、線となり…

一つの答えが導き出された。


この糸は、運命の赤い糸の色違いと言う事だ。