冬のよく晴れた空。
その日は珍しく風が強くて、朱い花弁が舞っていた。


朱い花弁をみるとあの光景を、あの少年を、思い出す。つばきのような朱い瞳。つばきに近い髪色。どこか独特な雰囲気を持った少年。


あの日も冬のよく晴れた空だった。神社に遊びに来てた時、朱くてきれいな花がいっぱい咲いてたからーーおれは手を伸ばしたんだ。