今朝コンビニで買ったサンドイッチを次の休み時間に食べる。
そのあとは、いつも通り図書館で時間を潰そうと考えていたのだけれど、今日は委員会の集まりがあるとかで昼休みの使用を制限されてしまった。

トイレとか、体育館の隅とか、時間を潰す場所は探せばあるけれど、トイレは衛生的に悪いし、体育館は授業意外の高校三年生の出入りが一切ないから不審がられるだろうし、昼食時間に解放されている美術室は恋人同士の憩いの場だし、ということで適当な場所が見つからない。

窓に打ち付ける雨水が、水の筋を作りながら落下して行くのを追いながら、ふと国語ゼミが頭に浮かんだ。


昨日花純先生は「待ってるよ」と言ってくれた。
でもあの言葉が方便でないかどうかは知る術がない。
果たして本音だったのか。
よく先生は生徒を心配しているとかそんなこと言うけれど、本当にそうなのか。
もしそれを本気にして頼る生徒がいたら、先生は受け入れてくれるのか。


口ではなんとでも言える。
あの言葉を鵜呑みにできるほど、私は子どもではない。

でも、暫くひととまともに触れ合ってこなかったせいか、久しぶりに手を差し伸べられて、ほんの少し期待している自分がいるのも確かだった。