あとがき
本書を手に取っていただき、誠にありがとうございます。
そして、ここまで読んでくださったみなさんに、僕は謝罪をしなければいけません。何もかもが中途半端なまま、作品が終わりを迎えてしまい本当に申し訳ございません。
僕の私用のために、関係各所を巻き込んでしまったことも重ねて謝罪申し上げます。
ここまで読んでくださったみなさんは、きっと混乱してしまっていると思います。ですが、これまでに語ってきた物語は、全て僕の歩んできた実話を基に構成しています。
信じるか信じないかは、あなた次第。
だけど、この本の読者がみんな信じなかったとしても、あなただけは信じてくれると僕は願っています。なぜなら、華怜はあの一週間を、僕と一緒に過ごしたんだから。
僕は、いなくなった君のことを、今でもずっと探しています。

小鳥遊公生