迅、あなたのいない世界は色が無い。 真っ暗で前も見えなくて、私には歩ける場所じゃないと思ってた。 私の脚は動かし方がわからなくなってしまった。 だけど、違うよね。 もう泣きごとは言わないから。 私は進む。 途中で歩みを止めざるを得なかったあなたの分も歩く。 この広くて驚くほど美しい世界の隅々まで、 たくさんたくさん歩きまわってみるから。 だから、いつか会える日まで。 またね。 *****