『でもお互いにアオハルって呼び合うの、仲良くていいよねー』
「『仲良くない!!!」』
『もう仲良すぎー』
「『だから仲良くない!真似すんな!」』
故原くんの言葉にハッとして両手を離した私達は怒りのまま言葉を故原くんにぶつけた。お互いハモるそれに更に眉間にシワを寄せて思いっきり苛立ちを露見する。
『でさ、2人が喧嘩する原因はなに?』
夏子の一言に、2人で下唇を噛みながらお互い睨み合い、先手必勝とばかりに先に私が口を開く。
「ショートケーキの苺はさ、一番最初に食べるよね!?」
『は?』
夏子の怪訝な顔は私を捉えたがすぐに隣のアオに注がれる。アオは私を睨みつけながら、自分の意見を必死に主張する。
『一番最後に食うに決まってるよな?』
すると、目の前の2人が一気に白目を向く。それにビクッと肩をあげる私とアオ。
夏子は震える声で私達に聞こえるようにハッキリ低音を響かせる。