翌日、もう学校に行く気になんて全然なれなくて、また休んでしまった。
昼過ぎ、何かお昼を買いに行こうと外に出たら、制服姿の颯太くんが立っていた。
昨日の夜は私服のパーカーを着ていたから、一度家に帰って、また来たんだろう。
いつからいたの? もしかして、朝から? 学校は? 颯太くんまでさぼっちゃったの?
わたしは一瞬驚いて立ち止まってしまったけれど、でも気づかないふりをして、早足で歩き出した。
颯太くんが追いかけてくる。
「理緒!」
わたしは振り向かずにずんずん歩き続けた。
「理緒、待てって」
腕をつかまれて、ひきとめられる。
でも、わたしは颯太くんの顔も見ず、手をふりほどくようにして歩き続けた。
「理緒! 理緒!」
颯太くんがわたしの前にまわりこんでくる。よけそこなって、ぶつかってしまったけれど、それでもわたしは立ち止まらずに、颯太くんを見ないまま歩き続けた。
「ちょっと待てよ!」
颯太くんの声に怒りが帯びた。さっきよりかなり強い力で腕をひっぱられ、わたしは引き戻されるようにして颯太くんの前に立った。
昼過ぎ、何かお昼を買いに行こうと外に出たら、制服姿の颯太くんが立っていた。
昨日の夜は私服のパーカーを着ていたから、一度家に帰って、また来たんだろう。
いつからいたの? もしかして、朝から? 学校は? 颯太くんまでさぼっちゃったの?
わたしは一瞬驚いて立ち止まってしまったけれど、でも気づかないふりをして、早足で歩き出した。
颯太くんが追いかけてくる。
「理緒!」
わたしは振り向かずにずんずん歩き続けた。
「理緒、待てって」
腕をつかまれて、ひきとめられる。
でも、わたしは颯太くんの顔も見ず、手をふりほどくようにして歩き続けた。
「理緒! 理緒!」
颯太くんがわたしの前にまわりこんでくる。よけそこなって、ぶつかってしまったけれど、それでもわたしは立ち止まらずに、颯太くんを見ないまま歩き続けた。
「ちょっと待てよ!」
颯太くんの声に怒りが帯びた。さっきよりかなり強い力で腕をひっぱられ、わたしは引き戻されるようにして颯太くんの前に立った。