そんなある日だった。
わたしのインスタグラムに、DMが来ていることを示す赤いしるしがついた。
めずらしいと思ってひらいてみると、思いがけないほど長文のメッセージがきていた。
「突然ダイレクトメッセージをお送りしてしまい、申し訳ありません。わたしは『look at me』という雑誌を編集しております、横澤と申します。『look at me』では、現在女子高生のインスタグラマーを特集しようと準備しております。取材させていただく方を探す中で、ステラさんのアカウントが面白いという情報を得て、拝見させていただきました。すてきな写真と、16歳らしいみずみずしいコメントがいっぱいの、大変魅力的なポストが多く、ぜひ取材させていただけないかと思っております。ぜひ、一度ご連絡いただけませんでしょうか。よろしくお願いいたします」
最後には担当の横澤ひとみさんという女性の名前と、編集部と携帯、両方の連絡先が書いてあった。
わたしは驚いた。わたしが自己満足でやっていたアカウントを、出版社の人が見つけて、取材したいと言ってくれるなんて考えたこともなかった。
『look at me』という雑誌も、存在は知っていたけど、わたしとは無縁の雑誌だと思ってた。なんていうか、ファッションやメイクが大好きなおしゃれな子たちが読む雑誌というイメージ。わたしたちの年代では一番人気があって売れてる雑誌だとは思うけど、私は読んだことがなかった。
おしゃれに興味がないわけじゃないけど、熱心に研究するタイプでもないわたしは今までわざわざ手に取ろうと思ったことがなかったのだ。
いつものわたしだったら、こんな誘いに自分から電話したりしなかっただろう。
わたしのインスタグラムに、DMが来ていることを示す赤いしるしがついた。
めずらしいと思ってひらいてみると、思いがけないほど長文のメッセージがきていた。
「突然ダイレクトメッセージをお送りしてしまい、申し訳ありません。わたしは『look at me』という雑誌を編集しております、横澤と申します。『look at me』では、現在女子高生のインスタグラマーを特集しようと準備しております。取材させていただく方を探す中で、ステラさんのアカウントが面白いという情報を得て、拝見させていただきました。すてきな写真と、16歳らしいみずみずしいコメントがいっぱいの、大変魅力的なポストが多く、ぜひ取材させていただけないかと思っております。ぜひ、一度ご連絡いただけませんでしょうか。よろしくお願いいたします」
最後には担当の横澤ひとみさんという女性の名前と、編集部と携帯、両方の連絡先が書いてあった。
わたしは驚いた。わたしが自己満足でやっていたアカウントを、出版社の人が見つけて、取材したいと言ってくれるなんて考えたこともなかった。
『look at me』という雑誌も、存在は知っていたけど、わたしとは無縁の雑誌だと思ってた。なんていうか、ファッションやメイクが大好きなおしゃれな子たちが読む雑誌というイメージ。わたしたちの年代では一番人気があって売れてる雑誌だとは思うけど、私は読んだことがなかった。
おしゃれに興味がないわけじゃないけど、熱心に研究するタイプでもないわたしは今までわざわざ手に取ろうと思ったことがなかったのだ。
いつものわたしだったら、こんな誘いに自分から電話したりしなかっただろう。